tora18yearsの日記

1日1食ブログ+令和の徒然草もどき

靖国神社

昨日は新しい年度になって初めての平日休み。

10年以上前の終戦記念日に一度だけ参拝したことがある靖国神社へ、初めて正式参拝をしてきた。

若いころは靖国神社に対して「右翼」「戦争礼賛」というイメージを持っていた。
しかし、最近、ネットやYoutubeで様々な情報に接し、自分の感じ方や考え方もだいぶ変わってきた。

正式参拝ですべての戦没者に御霊に祈りを捧げたあと、遊就館という資料館を見学。

以前、終戦記念日に参拝した際は、中に展示してあるゼロ戦を見て中に入る気が起こらなかった。

たしかに武器の展示だけ見れば戦争礼賛という印象になるかもしれないが、戦争で亡くなった方々の遺書や遺影を見ると、印象はまったく異なる。

人数は数えなかったが、何百人、何千人という方々の遺影は、自分や毎日通勤電車の中ですれ違う人たちと変わることのない、ごく普通の方々の姿だった。

戦争さえなければ、結婚し、子どもを育て、老い、自然な時間の流れの中で肉体が朽ち果てるまで、様々な経験をし、成長し、それぞれに学ぶこともあり、肉体を離れただろう。

ごく普通の一日が、実はとても貴重なものであることを改めて気づかせていただいた。

戦没者という言葉は抽象的で、一人ひとりの顔が見えてこない。
見えてこないがゆえに、8月15日は平和への感謝を強いられる説教臭い1日になっているように思う。

思想傾向の右左に関係なく、戦争で亡くなった一人ひとりの方々の遺影に接し、遺書の一文字一文字に目を通すと、靖国神社に対する感じ方も変わってくるのではないだろうか。

今朝の体重:81.65kg(前回比ー0.4kg)